小栗康平が監督を務めた「FOUJITA」は、日本人画家、藤田嗣治の半生を描く作品。1920年代から1930年代にかけてフランスのエコール・ド・パリの寵児となり、戦争を機に日本に帰ってからは“戦争協力画”を手がけるようになったフジタの姿を映し出す。
本作のポスターには、オダギリ演じるフジタを挟むように2枚の絵が据えられている。上の絵画はフジタがエコール・ド・パリを代表する画家となるきっかけを作った「ジュイ布のある裸婦(寝室の裸婦キキ)」。そして下に位置するのは、フジタが戦下の日本で軍部からの依頼を受けて描いた“戦争協力画”「アッツ島玉砕」だ。対照的な2枚の代表作を並べることで、フランスと日本、2つの国と時代を生きた彼の二面性を表現している。
また同時に公開された場面写真には、パリの芸術家の溜まり場だったカフェ・ロトンドでのパーティーシーンや、共に敗戦の瞬間を迎えることとなったフジタの5番目の妻、
「FOUJITA」は11月14日より東京・角川シネマ有楽町ほかにて全国ロードショー。
関連記事
オダギリジョーの映画作品
関連商品
リンク
- 映画「FOUJITA」公式サイト
※記事公開から5年以上経過しているため、セキュリティ考慮の上、リンクをオフにしています。
赤海月 @aka8jellyfish
オダギリジョー主演「FOUJITA」ポスター公開、2枚の絵画が示す主人公の二面性 - 映画ナタリー http://t.co/NicqanoLXr