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平凡なサラリーマンが1匹のミドリガメと出会うことから始まるストーリーにちなみ、主演の長谷川はカメのぬいぐるみを抱えて登場し、「ついに初日を迎えられてうれしい。興奮しています」と挨拶。長谷川について園は「とにかくすごいカメレオン役者。いろんな演技ができて振り幅が広い」とたたえつつ、「でもギターも歌もできないとあとで知って、できる人にするべきだったかな?と思った」とおどける。それに対して長谷川は「なんとか練習して(ギターと歌を)やるしかないと思ったけど、園さんが曲をなかなか作ってくれないから何度も家に押しかけました!」と反撃した。
また、園はヒロインを演じた麻生について「昔から一緒に映画をやりたい女優さんだった。もとが美人だし色っぽいから、地味で目立たない役を相当がんばってもらいました。すぐ笑う人なんで、絶対笑うなと厳しく指導しました」と振り返った。そして、謎の老人役の西田は「ハリウッドとかイタリア映画とか、いろいろオファーが来ていたんですけれど、福島出身なので『希望の国』という映画を観て、園監督に恩義というか義理を感じた。これは何かの形で返さねば、とハリウッドを断って受けました。その作品には渡辺謙が行きました」と語り、会場の観客を爆笑させた。
登壇者が「愛とは何か」を直筆のボードで発表するコーナーでは、長谷川が「全てさ。」とした上で「ビートルズの『All You Need Is Love』が浮かんだんです。とにかく自分自身でいればいいんだ、愛がすべてなんだ」と説明。園は「子どもと動物」とし、「台本やシナリオを書いていて疲れたらいつも動物園で癒されている。実はあのカメちゃんは今みんなで育てていて、次の映画にも出ているんですよ。もう園組と言っていいですね」と明かした。
「ラブ&ピース」はTOHOシネマズ 新宿ほか全国にてロードショー。
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園組常連に決定したのは長谷川博己ではなくカメ!「ラブ&ピース」舞台挨拶 - 映画ナタリー http://t.co/kWxDeCAwh4