少々緊張した面持ちで登場した若尾は、立ち見も出るほどにぎわう客席を見わたすと、「昔ほどは映画への関心が見られない今、こんなにたくさんの人が観に来てくれるなんて。とってもうれしいことですね」と感謝を述べて表情をやわらげた。
特集上映は、若尾の銀幕デビュー作「死の街を脱れて」をはじめ、計60本の出演作がラインナップされている。
「
特集上映のタイトルにちなみ、司会者から「あなたにとって青春とは?」と尋ねられた若尾は「映画と撮影所が私の青春ですね。ほかなんてありませんよ」と言い切り、「舞台もテレビもやりました。でもやっぱり映画ですね、私は。映画の中にいるときが一番自分らしくて」と正直な思いを吐露。最後に若尾は「本当は1人ひとりにお礼を言いたいのですが……」と名残惜しそうにしながら客席へ深々と頭を下げた。
若尾文子映画祭 青春
2015年6月27日(土)~8月14日(金)東京都 角川シネマ新宿
<上映作品>
「青空娘」
「浮草」
「赤線地帯」
「しとやかな獣」
「最高殊勲夫人」
「赤い天使」
「越前竹人形」ほか
料金:一般1600円 / 高校・大学生1300円 / シニア(60歳以上)1100円 / 水曜サービスデー1100円
※学生応援キャンペーン 毎週日曜19:00の回に限り学生500円(要学生証提示、オンラインの購入は対象外)
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リンク
- 「若尾文子 映画祭 青春」公式サイト
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Tet=Sur Ko'Yum @Tezziano
いやー、堪能しましたナマ若尾文子さま舞台挨拶というよりミニトークショウで。もう記事が流れてる http://t.co/9ldlxxBoye