「攻殻」×「シドニア」上映会に黄瀬、冲方ら集結、「SFは希望がある」

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攻殻機動隊 新劇場版」とテレビアニメ「シドニアの騎士 第九惑星戦役」の上映イベント「SFコラボナイト」が昨日6月24日にTOHOシネマズ 日本橋にて行われ、「攻殻機動隊 新劇場版」総監督の黄瀬和哉、同作の脚本を手がけた冲方丁と、「シドニアの騎士」原作者の弐瓶勉、「シドニアの騎士 第九惑星戦役」監督の瀬下寛之が登壇した。

「SFコラボナイト」にて、左から黄瀬和哉、冲方丁、弐瓶勉、瀬下寛之。

「SFコラボナイト」にて、左から黄瀬和哉、冲方丁、弐瓶勉、瀬下寛之。

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「SFコラボナイト」にて、左から黄瀬和哉、冲方丁、弐瓶勉、瀬下寛之。

「SFコラボナイト」にて、左から黄瀬和哉、冲方丁、弐瓶勉、瀬下寛之。[拡大]

「攻殻機動隊」の筋金入りのファンだという瀬下は、今回の劇場版について「原作オリジナルの世界観を、きれいにまとめて『攻殻機動隊 新劇場版』につなげてくれたなという印象。原作ファンにとっては喜びがあります」と絶賛する。続いて弐瓶も「雰囲気がすごく原作に近くて楽しめました。特に花見のシーンがよかった」と、原作ファンも満足の出来であることを伝える。

冲方丁

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対して冲方は「シドニアの騎士 第九惑星戦役」について「弐瓶先生の世界って、色彩を入れるだけで印象が変わる。アニメのシドニアは色彩の入れ方がイメージにぴったり」と褒め返し、「(劇中に登場する)つむぎの色彩がグロになる直前の食虫植物みたいで、気持ち悪さとかわいさの融合がすごい。史上最大級のヒロイン!」と声高にアピール。

黄瀬和哉

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そして話題はそれぞれの創作におけるこだわりへ。弐瓶は「僕が創作で目指しているのは、現実では絶対にありえないような状況や世界観を描いて、そこに人間を置くこと。『攻殻』は近未来ですが『シドニア』は遠未来。1000年後なんです」と語る。黄瀬は「僕は地に足のついたものを作ってきた。ぶっ飛んだものではなく、少し不思議な、日常のくせに日常じゃないんだってほうが好きです」と述べ、自分の好みを分析した。

最後に冲方は「こういうコラボが実現するようになったなあ」と感慨深げな表情を見せ、「最近はボーダーがなくなってきて、いろんなアイデアや人材が交流をし始めている。SFは希望がある、人間性に訴えるものがあるジャンルなので、少しでも皆さんに届けばいいと思っております」と観客にメッセージを贈った。

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