トム・ハーディ、G・オールドマンと4度目の共演に「いろんな意味で夢のよう」

「チャイルド44 森に消えた子供たち」で主演を務めるトム・ハーディの公式インタビューが到着した。

本作はトム・ロブ・スミスの小説「チャイルド44」をもとに、リドリー・スコットが製作を担当し、「デンジャラス・ラン」のダニエル・エスピノーサがメガホンを取ったミステリー。スターリン独裁政権下のソ連を舞台に、ハーディ演じる捜査官レオ・デミドフが、幼い子供を標的にした連続殺人犯を追跡するさまを描く。

この作品の魅力を、ハーディは「アクションも満載だが、歴史ドラマでもある。キャラクターに導かれて展開する自然主義的なストーリーは、僕にとって身近だが刺激的な分野なんだ」と述べる。

そして自身が演じたデミドフに関して、ハーディは「僕にとって刺激的で興味深かったのは、彼が複雑な人物だという点だ。だが映画で演じる際にはシンプルにしなくてはいけない。まずシルエットを描いて、それから命を吹き込む」と、役作りのプロセスを明かす。また「少年時代は親がいなくて、何ひとつ持っていなかった。そこからはい上がり、1度はすべてを手にするが、また何もかも失ってしまう。でも前に進むために人生を立て直そうとする。分かりやすい軌道を描いている人生だね」とデミドフの印象を語った。

そして本作で4度目の共演となるゲイリー・オールドマンについて、ハーディは「彼は大作映画でもインディペンデント系映画でも舞台でも、常に最高レベルの演技を見せる。本当に優れた才能の持ち主だ」と熱く語り、オールドマンを讃える。さらに「ゲイリーのような人と共演すると自分の演技も磨かれるし、最高レベルの真剣さとプロ意識で仕事が成されるという安心感がある。彼は記憶に残るキャラクターを次から次へと演じては、その力量を証明し続けているんだ。そんな人と共演できたのは、いろんな意味で、夢のようだったよ」と振り返った。

「チャイルド44　森に消えた子供たち」は、7月3日より全国でロードショー。