角川映画40周年記念作品として、「
「セーラー服と機関銃」は1978年に
今回製作される映画の原作となるのは、赤川による1989年の小説「セーラー服と機関銃・その後─卒業─」。「セーラー服と機関銃」から1年後の世界で、星泉が普通の高校3年生としての生活に戻ろうとする物語を描く。「夫婦フーフー日記」の
本日行われた会見には橋本、赤川、前田、高田に加え、製作総指揮の井上伸一郎、企画プロデューサーの菊池剛が登壇。製作決定に至るまでの過程やおのおのが本作に懸ける思いが明かされた。
橋本のキャスティングは、一昨年に井上がネット上で話題になっていた橋本の画像を見つけたことがきっかけとなった。すぐに橋本の所属するアイドルグループのライブを観にいった井上はその場で「私の映画に主演していただけないか」と頼み込み、“橋本環奈の初主演映画は角川の作品で”という約束を結んだという。井上は当時を振り返りつつ「1年半経って、やっと彼女にふさわしい映画を選ぶことができました」と感慨深げに語る。
赤川は「橋本環奈さんが1999年生まれと聞いて、21世紀を育ってきた人が主演を務める歳になったのか、と絶句してしまった」と明かしつつも、「薬師丸ひろ子さんが20世紀の星泉だとしたら、橋本さんには21世紀の星泉として自分なりのやり方でフィルムに刻んでいってほしい」と期待をかける。角川映画の大ファンであったという前田は、前作への敬意を表しつつ「橋本さんの今しか撮れない瞬間を映し取りたい」と意気込んだ。
橋本は「尊敬してやまない薬師丸ひろ子さんが演じた星泉役を務めることができるんなんて夢のようで……今はまさに夢の途中にいるようです」と笑顔を交えながら、「橋本環奈改め、星泉としてよろしくお願いいたします」と力強い眼差しで訴えかける。過去の「セーラー服と機関銃」も鑑賞しているとのことで「ラストシーンの、薬師丸ひろ子さんが機関銃を撃って『カ・イ・カ・ン』と言う場面が印象に残っています」と話しつつも、「名だたる女優の先輩方が演じてこられている役なので、誰のように、というのではなく、橋本環奈として自分らしく演じていきたい」と抱負を述べた。
会見の終盤には記者からのリクエストで、橋本なりのラストシーンのセリフを披露することに。橋本が少し戸惑いつつも「カ・イ・カ・ン……カイカン?」と早口で言い終え、「こんな感じでしょうか」と頬を赤らめると、会場から拍手が巻き起こった。
最後に橋本は「今日のこのときを境に、最初に感じた重圧は封印すると決心して参りました。プレッシャーに負けているようでは組長・星泉を演じることはままならないと思ったからです。角川映画40周年記念第1作という冠に恥じないよう、星泉のように勇気とポジティブな気持ちを持って、全力で『セーラー服と機関銃』に臨んで参りたいと思います。皆さま、応援よろしくお願いいたします!」と力強く会見を締めくくった。
本作は7月上旬にクランクインし、11月には完成予定。
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