カンヌで最高賞に輝いた「ディーパン」、2016年の日本公開が決定

今年5月に行われた第68回カンヌ国際映画祭において、パルムドールに輝いた「ディーパン（原題）」。本作の日本公開が2016年に決定した。

「ディーパン」は、「君と歩く世界」「真夜中のピアニスト」でメガホンを取ったジャック・オーディアールの最新作。内戦下のスリランカを舞台に、見知らぬ女と少女の3人で偽の家族を作り、フランスへと亡命する男ディーパンを主人公にしたヒューマンドラマ。時が経つにつれて2人を本当の家族のように感じ始めるディーパンだが、管理人として働く団地でヤクザの抗争に巻き込まれてしまう。“家族”を守り抜くために奮闘するディーパンの姿を描く。

主演を務めるのは、アントニーターサン・ジェスターサン。ほかのキャストには、偽の家族関係においてディーパンの妻となる女性の役にキャラリースウェリ・スリニヴェイサン、彼らの娘に扮する少女役には、クラウディーン・ヴィナシーサンビーが起用された。

「ディーパン」は、東京・TOHOシネマズ シャンテほかで2016年に公開。なお邦題や公開日などの詳細は現段階では決まっておらず、今後随時発表されるという。続報に期待しよう。