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「グッド・ストライプス」は、マンネリカップルの緑と真生が妊娠をきっかけに入籍を決意し、新しい生活に戸惑いながらも夫婦になっていく姿を描いたラブストーリー。岨手由貴子がメガホンを取り、菊池のほかに中島歩、臼田あさ美、中村優子らがキャスティングされた。
菊池が編集長を務めるムック本、マッシュでの対談や共通の友人との餃子パーティーなど、かねてから親交のあった2人。本作について光浦は「普通の映画がフォーカスする結婚や妊娠のほうではなく、2人の日常を丁寧に描いているのがよかったです」と感想を述べた。そして主人公のサブカル女子、緑に共感する部分は? という質問が飛ぶと、光浦は「文化系なのはイメージなだけで、私は格闘技も好きだし、夏は沖縄で泳ぎまくってます! まあ文化系のほうが仕事のオファーが多いので、お金になるほうになびいていますが」と答えて客席の笑いを誘う。
また役作りについて聞かれた菊池は、長い間封印していた10代の頃の暗い部分を引っ張りだしてきたと告白。さらに「自転車を空色に塗って先生にばれないように通学したり、部屋にAPEのポスターやスター・ウォーズのフィギュアを飾りまくったり、当時は自意識の塊でした」と、思春期らしいエピソードを明かした。すると光浦も「私も学生の頃、セックス・ピストルズを聴いて『破滅だー』とか言いながら『よし、今日は単語を20個覚えよう!』とか言ってて、まったく整合性のとれていないことばかりしていました」と自身の青春時代を振り返る。
続いて観客からの質問コーナーへ。なかなか結婚に踏み切ろうとしない恋人を持つ女性からの「どうすれば結婚できるのか?」という質問に、光浦は「そういう余裕ぶっこいている男には、あたかも浮気をしているみたいな素振りを見せて焦らせればいい! いきなり電話しに席を立ったり、思いっきり服装変えてみたりとか」とアドバイス。また「そういう男に限って次に付き合った女とすぐに結婚する。その奪っていく女のことを私は“トンビ”と呼んでいます。トンビに取られてもいいの!?」と勢いよくまくしたてた。
最後に菊池が「この延長線上で、皆さんもお友達とたくさんこの映画について語り合ってもらえるとうれしいです!」と笑顔で観客にメッセージを送り、イベントは終了した。
菊池亜希子の映画作品
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- 「グッド・ストライプス」公式サイト
- 「グッド・ストライプス」予告編
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