RAD野田&松永大司「トイレのピエタ」で仙台へ、震災が作品に与えた影響語る

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6月6日に封切られた「トイレのピエタ」の舞台挨拶が6月13日に宮城・MOVIX仙台で行われ、主演を務めたRADWIMPS野田洋次郎と監督の松永大司が登壇した。

左から野田洋次郎、松永大司監督。(c)2015「トイレのピエタ」製作委員会

左から野田洋次郎、松永大司監督。(c)2015「トイレのピエタ」製作委員会

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左から野田洋次郎、松永大司監督。(c)2015「トイレのピエタ」製作委員会

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「トイレのピエタ」は、手塚治虫が死の直前までつづっていた病床日記に着想を得て、松永がオリジナル脚本を書き下ろしたヒューマンドラマ。余命3カ月を宣告されたフリーターの宏が孤独な少女、真衣と出会い、生きる喜びに目覚めていく。

「トイレのピエタ」 (c)2015「トイレのピエタ」製作委員会

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東京を皮切りに全国8都道府県で行われてきた舞台挨拶も、この仙台が最終地点となる。松永は「10年以上前にこのアイデアに出会って具体的に走り出したのが2011年の4月です。僕にとって2011年の出来事はとても大きくて、直接的には『トイレのピエタ』と震災は関係ないんですが、あの出来事がきっかけでこの映画を作りたいと強く願いました」と明かした。さらに「あの出来事があって、杉咲花演じるヒロイン真衣の役が生まれました。それがこういう形でこういう場所で皆さんに観ていただけるのはとても感慨深いです」と続ける。

「トイレのピエタ」 (c)2015「トイレのピエタ」製作委員会

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野田は「この映画は100人が見て100人に届く映画ではありません。だけど俺はそういう映画があってもいいと思っています」と持論を展開。「優しいことばっかりじゃないこの世界で、こんなにのたうちまわって生きている人は俺だけじゃないんだって、まだどこかにいるんだって思える。それだけで救いになるし、この映画があなたにとってそういう映画になってくれればいいなって思っています」と熱い思いを吐露した。

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読者の反応

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hazutan @0922Satton

真衣の感情を抑えきれずに怒りを放つシーン。洋次郎の鼻歌。『生』と感じる作品でした。舞台挨拶見れて良かった。RAD野田&松永大司「トイレのピエタ」で仙台へ、震災が作品に与えた影響語る - 映画ナタリー http://t.co/yzfVC7q2rr

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