「予告犯」生田斗真のぎこちない司会に見送られ、鈴木亮平が豪快な歌声で初日飾る

6月6日に東京・TOHOシネマズ スカラ座にて「予告犯」の初日舞台挨拶が行われ、生田斗真、戸田恵梨香、鈴木亮平、濱田岳、荒川良々、監督の中村義洋が登壇した。

生田は、4月21日の完成披露挨拶での「公開初日、舞台挨拶の司会やります！」という予告通り、人生初の舞台挨拶の司会に挑戦。最初に「ふう」と大きく息をつき、「4月21日のよ……『予告犯』完成披露試写会で予告した通り、しょ……初日、初日舞台挨拶の司会を務めさせていただきます」と、たどたどしい挨拶で観客を笑わせながらイベントをスタートさせた。

そんな生田から紹介を受けた鈴木は、「ちょっとグダグダすぎますよ！ 最初に『予告犯』を言えてなかったでしょ」と厳しいツッコミ。「斗真さんを助けるべく、（挨拶は）最小で済ませたいと思います」と短く済ませた濱田に対し、荒川は「『雨降って地固まる』と言いますけど、今日はまさにそういう日ですね」といきなりマイペースなトークを繰り広げ、生田を困惑させる。キャスト挨拶の最後には、生田が「最後はこの方、シンブンシのリーダーで孤高のカリスマ・ゲイツ、奥田宏明役を演じた生田斗真さんです」と自らを紹介し、会場は爆笑に包まれた。

ひと段落して「これ、先に行っちゃっていいのかな？」と戸惑う生田に、濱田から「司会はあなたですよ！」と野次が飛び、次のコーナーへ。ここでは生田同様、他登壇者が前回の舞台挨拶で行った予告が実現したのか否かの結果発表が行われた。「身長を2cm伸ばす」と宣言した戸田の身長を実際に測定すると、以前163cmだったはずの値がなんと162.5cmに。そのほか中村の「体重を5kg減らす」、荒川の「結婚する」という予告も実現せず。「『予告犯』をいっぱい宣伝する」という公約を掲げた濱田は66媒体もの取材を受けたことが発表されたが、生田が「私は153媒体です」と明かし、この予告にも失敗の認定がくだされた。

最後は「歌手デビューする」と宣言した鈴木。キャスト仲間から「ゴリラ」呼ばわりされながらも、「一応オリジナルソングがあるんですよ！」と発言し会場をどよめかせる。そのまま中村が10分で歌詞を書いたという「予告犯/Kのテーマ」を鈴木が振り付きで堂々と披露すると、観客の中には笑いすぎて涙を流す人の姿も。

このオリジナル楽曲は6月8日から30日まで映画の公式サイトにてストリーミング配信されることが決定。さらに本日6月7日より東山紀之が主演を務めるスピンオフの連続ドラマW「予告犯－THE PAIN－」がWOWOWプライムにて放送される。