2014年度カンヌ国際映画祭でパルムドールを受賞した「雪の轍」が6月27日に公開されることを記念し、監督である
ジェイランはカンヌでこれまでに6つの賞を獲得しており、パルムドールに選ばれたのは本作で初めて。本国トルコでは圧倒的な支持を得ているものの、日本で彼の作品が一般公開されるのは「雪の轍」が初めてとなる。
映画祭の開催は9月29日から10月3日を予定。東京のアテネ・フランセ文化センターにて、「カサバー町」「冬の街」など5作品を上映し、シンポジウムも行う。
また本作の公開直後となる7月8日には映画祭のプレイベントも実施される。専門家を招いたトルコ文化に関するレクチャーやトークに加え、ジェイランの初監督作「繭」と「五月の雲」を上映。9月の映画祭とこのイベントに参加すれば、ジェイランが過去に手がけた全7本が網羅できる。
なお6月以降にはジェイランの関連イベントの開催が続々と決まっている。詳しくは以下を参照してほしい。
※記事初出時、内容に一部誤りがありました。お詫びして訂正いたします。
ヌリ・ビルゲ・ジェイラン映画祭2015
2015年9月29日(火)~10月3日(土)東京都 アテネ・フランセ文化センター
<上映予定作品>
「カサバー町」
「冬の街」
「うつろいの季節(とき)」
「スリー・モンキーズ」
「
料金:各作品1500円(学生、シニア、会員割引あり)
※詳細は7月8日(水)のオープニングイベントにて発表
「雪の轍」公開記念 ジェイラン映画祭 オープニングイベント
2015年7月8日(水)東京都 草月ホール
プログラムA 13:30~ / プログラムB 18:00~
<上映作品>
「繭」
「五月の雲」
<プログラムA登壇者>
野中恵子(トルコ研究者)
<プログラムB登壇者>
石坂健治(日本映画大学教授) / 市山尚三(東京フィルメックスプログラムディレクター) / 矢田部吉彦(東京国際映画祭プログラミングディレクター)
ヌリ・ビルゲ・ジェイラン監督に迫る!
2015年6月19日(金)東京都 池袋コミュニティ・カレッジ
開演 19:00~
料金:2500円(学生、会員割引あり)
<講座登壇者>
矢田部吉彦 / 石飛徳樹(朝日新聞記者)
ロシア文学者・沼野充義氏トークイベント!沼野充義氏が読み解く「雪の轍」で描かれるロシア文学
2015年6月21日(日)東京都 紀伊國屋書店新宿南店
料金:無料
※受付方法は下記リンク先より紀伊國屋書店サイト参照
ヌリ・ビルゲ・ジェイラン監督作「昔々、アナトリアで」上映
2015年7月11日(土)~17日(金)東京都 新宿シネマカリテ
料金:500円
ヌリ・ビルゲ・ジェイランの映画作品
関連商品
リンク
- 「雪の轍」公式サイト
- ロシア文学者・沼野充義氏トークイベント | 紀伊國屋書店
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babby @cipriani_s
http://t.co/lNmH2ZwVEM
ということは、7月のオトカリテはジェイランということか。