SKIPシティ映画祭ラインナップが決定、74カ国684本から選りすぐりの38本

7月18日から26日まで開催される、SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2015の全上映プログラムが発表された。

SKIPシティ国際Dシネマ映画祭は、埼玉・川口市にて2004年より開催されている映画祭。今年度のコンペティション部門には世界74の国と地域から、長編、短編、アニメーションの3部門合計で684作品がエントリーし、厳選された38本がスクリーンにかけられる。

オープニング作品は、本映画祭短編部門にて過去2回にわたり作品がノミネートされている福山功起の「鉄の子」に決定。田畑智子と裴ジョンミョンが出演する本作は、両親の再婚で血のつながらない家族になった子供たちの姿を通して家族のあり方を描く。

長編部門には、メキシコの自然と共に生きる人々を描いた「絶え間ない悲しみ」や、昨年度アカデミー賞外国語映画賞キューバ代表に選ばれた「ビヘイビア」、第1回サッカーW杯時のユーゴスラビアチームの実話をもとにつづるセルビア映画「モンテビデオの奇跡」など、日本未公開の作品を中心とした12本がノミネート。

短編部門には長塚京三、遠山景織子出演のサスペンス「オンディーヌの呪い」など国内の若手クリエイターが制作した12本が、アニメーション部門には水江未来、水尻自子らが手がけた14本が集まった。

そのほか坂東玉三郎、中村七之助らによるシネマ歌舞伎や「STAND BY ME ドラえもん」の上映、さいたま市浦和地区のご当地アニメ「浦和の調（うさぎ）ちゃん」のトークイベント付き上映など特別プログラムも用意。さらに今年度から埼玉・こうのすシネマと彩の国さいたま芸術劇場にて短編部門ノミネート作品の上映も開催される。

SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2015の前売りチケットは、各プレイガイドやSKIPシティほかにて本日6月4日より販売開始。