本日5月26日、東京・代官山 蔦屋書店にて「
妊娠をきっかけに結婚を決めた1組の“マンネリカップル”が、一緒に暮らすうちに互いを理解していく姿に迫った本作。劇中では菊池演じる自由奔放な文化系女子の緑と、中島演じる優柔不断な草食系男子、真生がこだわりや価値観の違いから揉め合う場面も多く描かれている。
「自意識の塊である緑は自信満々で上京してきたけれど、東京でほんのりと挫折した切なさを抱いている」と岨手が菊池の役どころについて解説していると、中島は「岐阜県から出てきた菊池さんは、東京でドリームをつかんだんですよね?」と唐突に質問。菊池は「そんなことない!」と否定しながら、挫折を味わったという自身の中学生時代を振り返る。「洋服が好きで、特にヴィヴィアン・ウエストウッドに憧れていた。でもクラスメイトが先に着出しちゃったから、自分はあえてナチュラルな方向を選んで……」と思春期の葛藤を告白。「緑を演じて、10代の頃の自意識がヒリヒリする感じを思い出しました」と正直な気持ちを述べた。
自分のライフスタイルが確立している役を演じた2人は、実際に強いこだわりを抱いているものを披露。菊池は「やっぱり洋服が好き。季節ごとにわくわくしたり、気持ちを上げてくれる洋服の力に助けられてます」と答え、観客を納得させる。続いて中島は「映画や演劇。そこから知るもの、出会うものが俳優としてのモチベーションになっているので」と回答。「最近観た映画でよかったものは?」と聞かれると、「黒澤清監督の『神田川淫乱戦争』ですね。今朝観ました」と意外な作品を挙げ、会場を驚かせた。
「結婚」が1つのテーマである本作において、岨手が「恥ずかしい過去を知られた直後に相手がほっとする言葉をかけてくれたり、そういう一瞬一瞬の積み重ねこそが本当のロマンチシズムだと思う」と脚本に込めた思いを語ると、菊池も「結婚って1つのチームになって、足並みそろえて進んでいくことなんだなって思いました」と独自の結婚観を明かす。最後に「私みたいな天の邪鬼な30代女子からすると、すごくリアルな作品。でも観た後は、結婚って案外悪くないなって思えますよ」と作品をアピールした。
「グッド・ストライプス」は5月30日より全国でロードショー。
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