恋愛やマフィアだけじゃない！多彩なラインナップのイタリア映画祭を楽しもう

4月29日から5月5日にかけて、東京・有楽町朝日ホールにて「イタリア映画祭2015」が開催される。

文化、風景、料理などイタリアの魅力を多角的に堪能できるイタリア映画祭は、今年で15回目を迎えるゴールデンウイーク恒例のイベント。今回は2013年以降に製作された日本未公開の14作品に、旧作と短編を加えて上映する。期間中は特別ゲストとして招待された15名の監督や俳優が、トークセッション、ティーチイン、サイン会を連日実施する予定だ。

上映作品の中には、イタリアのアカデミー賞にあたるダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞で最優秀作品賞含む7部門を制したミステリー「人間の値打ち」、同賞で主要11部門にノミネートされた、アドリア海を臨む小さな街のカフェが舞台のヒューマンドラマ「カプチーノはお熱いうちに」といった、近年のイタリア映画を代表する作品も。

また菊地凛子主演の「ラスト・サマー」には脚本に吉本ばななが参加し、母と子の切ない物語を紡いでいる。ほかにも養蜂園を舞台に少女の成長を描き出す「ザ・ワンダーズ（仮題）」、生物学者がギャングに転身した顛末を小気味よいテンポで見せる「いつだってやめられる」など、表情豊かな作品が名を連ねた。

映画祭は5月9、10日に7作品を従えて会場を大阪へ移す。最新のイタリア映画と共に、旅する気分を味わってみては。