4月21日に東京・TOHOシネマズ 新宿にて、
「セッション」は名門音楽大学に入学したドラマーのニーマンと、鬼教師フレッチャーのぶつかりあいを描く音楽映画。イベントの冒頭で竹中は、映画について「皆さん初めて観るんですよね? すごいですよ、大興奮ですよ! めちゃくちゃ期待しといてください」「こんなにエネルギーの詰まった映画をたった19日で撮ったっていうのに驚きましたね」と熱弁。さらに「『どうなっちゃうんだろう、この映画』って……だってとんでもないことが起きるじゃないですか」と話し始め、MCの荘口彰久から「言っちゃだめですよ! お願いします、言いたいのはわかりますが」とネタバレを制止されていた。
続けてスカパラが登場し、観客は体を揺らしながら彼らの演奏に耳を傾ける。さらにスカパラは映画の中でも演奏されている「キャラバン」のスカバージョン「スキャラバン」をプレイ。すると途中で竹中がステージに乱入し、茂木欣一(Dr)の横に立って「もっとだ! もっと速く! もっと行け!」と、劇中のフレッチャーさながらに煽る。茂木もそれに応えてパワフルにドラムソロを叩き続けるが、竹中の煽りはなぜか「とんかつだ! とんかつ定食を思い浮かべろ!」と謎の方向へ向かい始め、会場からは思わず笑い声が起こる。最後は観客が総立ちとなり、スカパラと竹中のセッションは熱狂のうちに幕引きとなった。
ライブを終えた茂木は「映画の中に飛び込んだみたいな……」と語り、演奏中に飛び出た竹中の謎の煽りに対しても「ドラマーなので、インプロビゼーション(即興演奏)として返しました」と明かす。竹中は「フレッチャー(を演じたJ・K・シモンズ)は60歳ですよね? 私も来年そうなっちゃうし……こんなに息が切れるとは思わなくて、フレッチャーは大変だったんだなって」と語って観客を笑わせた。また「セッション」について茂木は、「僕は20歳すぎぐらいでデビューしてたけど、デビュー前ぐらいの『全然思い通りに叩けない』って思う気持ちとか、練習にひたむきに打ち込んでいく感じとか、いろんなところで感情移入しちゃいましたね」とドラマーの視点からコメントした。
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- 「セッション」公式サイト
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