「ラブ&ピース」北京映画祭で初上映、長谷川博己の生歌に中国人ファン歓喜

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4月19日、第5回北京国際映画祭にて園子温監督最新作「ラブ&ピース」のワールドプレミア上映が行われ、レッドカーペットに園子温、長谷川博己、IZUMIが登場した。

「ラブ&ピース」北京国際映画祭のワールドプレミア上映の様子。左からIZUMI、園子温、長谷川博己。(c)「ラブ&ピース」製作委員会

「ラブ&ピース」北京国際映画祭のワールドプレミア上映の様子。左からIZUMI、園子温、長谷川博己。(c)「ラブ&ピース」製作委員会

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「ラブ&ピース」のワンシーン。左から長谷川博己、麻生久美子。(c)「ラブ&ピース」製作委員会

「ラブ&ピース」のワンシーン。左から長谷川博己、麻生久美子。(c)「ラブ&ピース」製作委員会[拡大]

北京国際映画祭は2011年から開催されている映画祭で、計15本が選出されるコンペティション部門に日本映画が正式出品されるのは今回が初めて。また審査員には、審査員長のリュック・ベッソンをはじめ、キム・ギドクやピーター・チャンらが名を連ねている。

「ラブ&ピース」は血、死、エロという園子温ワールドが封印され、直球で愛が描かれたオリジナル作品。園が初めて特撮技術を用い、東京の街に愛の怪獣が現れるという超展開を演出している。

「ラブ&ピース」北京国際映画祭レッドカーペットの様子。左からIZUMI、長谷川博己、園子温、大月俊倫プロデューサー。(c)「ラブ&ピース」製作委員会

「ラブ&ピース」北京国際映画祭レッドカーペットの様子。左からIZUMI、長谷川博己、園子温、大月俊倫プロデューサー。(c)「ラブ&ピース」製作委員会[拡大]

中国にも長谷川の女性ファンは多いようで、記者会見に登場した長谷川を大きな歓声が迎えた。園が「もしかしたら(劇中歌の)サビくらい歌ってくれるかも」と会場に呼びかけたことで拍手が起こり、長谷川は「まずはボイストレーニングをやらなきゃ」と照れながらも意を決して劇中歌の1節を生披露。さらに「僕は音楽が未経験だったので大変でした。僕が何もできないときに、園さんの部屋に行って練習をしました。すると園さんがキーボードを持って突然歌い出して、即興で(劇中歌を)作るんですよ」と制作中の裏話を明かした。

園は「怪獣映画を作りたかった」と話し、「日本には特撮という文化があります。それはミニチュアの街を作って、かぶりものの怪獣の中に人が入って、街を壊していくという伝統なわけです。今はCGの時代になって日本でもそういうことをやらなくなったんですが、もう一度特撮という文化をやりたかった」と本作の特撮シーンにかけるこだわりについて語った。

この日のワールドプレミア上映を観に訪れたおよそ700人の中にはリュック・ベッソンの姿も。上映後の会場は盛大な拍手に包まれ、園や長谷川も感無量の様子だった。本映画祭の授賞式は23日を予定している。

「ラブ&ピース」は6月27日より公開。

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tAk @mifu75

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