いがらしみきおのマンガ「かむろば村へ」を実写映画化した「ジヌよさらば~かむろば村へ~」が本日4月4日に公開され、新宿ピカデリーにて
撮影中の新作「モヒカン故郷に帰る」のため髪型を緑のモヒカンにした松田は「無事初日を迎えられて幸せです」と挨拶。村の神“なかぬっさん”を演じた西田は東北地方の方言で「銭」を意味するジヌを引き合いに出し、「『ジヌよさらば』というタイトルの映画に出ていながら、有料でお越しいただくお客様が大好きです」と笑わせた。
“お金恐怖症”の主人公タケを演じた松田は、松尾監督の演出について「動作の芝居は監督ご自身が手本を見せてくれたんですけど、松尾さんの動きは特殊なんで自分なりに、くみとってやらせてもらいました」と話す。これについて松尾監督は「日頃ああいう動きをまったくしそうにない松田くんがやることに意義があるんじゃないかなって思った」と意図を説明。
阿部サダヲは、劇中川に落ちるシーンについて「監督のその場の思いつきなんですよ、『阿部ならいいだろう』って」とコメントし、松尾監督は「『阿部ならいいだろう』じゃなくて、『阿部ならできるだろう』です」と笑いつつ信頼を表していた。
タケが“お金恐怖症”にかかっているという設定にちなんで「この世で1番苦手なもの」を聞かれると、松田は虫と回答。「別の映画の現場ですけど、自分の顔ぐらいの大きさの蛾がガンガンぶつかってきて死ぬかと思った」と話し、これに同意した阿部は、高校時代に耳の中に蛾が入り泣きながら母親に取ってもらったエピソードを明かした。その一方、二階堂の答えは排水口にたまった髪の毛で、「取ったあとに1時間ぐらいヘコむ」と話して会場の笑いを誘う。
ここでイベントは“わらしべ長者キャンペーン”と称したコーナーへ。主人公が現物支給や物々交換で生計をたてようとすることになぞらえ、松田と松尾監督が舞台挨拶で訪れた全国の劇場スタッフと物々交換をしていくこのリレー企画のフィナーレが行われた。広島で受け取った宮島のしゃもじを松田が渡すと、新宿ピカデリーのスタッフからは「ジヌがなくても映画が観られるように」と思いを込めた劇場招待券10枚が。交換前には「実用的なものが欲しいですね」と話していた松田だが、この結末には「願ったり叶ったりですね」と苦笑い。
最後に松尾監督は「映画はお客さんに観られてナンボのものなので、これからもまだまだ多くの人に観てほしい」と答え、松田は「面白いと思った方は、まだ観ていない周りの方にお伝えください」と締めた。
なおコミックナタリーでは映画化を記念し、原作者のいがらしと松尾監督による対談を公開中。制作秘話や思い入れを語ってもらうと同時に、元々お互いの作品のファンであったという2人の作家性についても聞いている。
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- 映画「ジヌよさらば~かむろば村へ~」公式サイト 2015年4月4日公開!
- 小学館コミック | かむろば村へ(映画『ジヌよさらば』原作)
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