“みんなの悪役”アンジーが子供たちにアドバイス「悪いことしてみて」

アメリカの子供向け専門チャンネル、ニコロデオンが主催するキッズ・チョイス・アワードが3月28日に米カリフォルニア州イングルウッドで開催された。

今年で28回目を迎えるこの祭典は、映画、テレビ、アニメ、音楽など全16部門から、12歳以下の子供たちを対象とした投票により各部門のグランプリを選ぶ。受賞者はスライムを浴びせられるという伝統にならい、授賞式では好きなテレビ番組賞「モダン・ファミリー」のキャストや「アメイジング・スパイダーマン2」で好きな映画女優賞に輝いたエマ・ストーンらが洗礼を受けることに。日本で6月5日から公開される「ハンガー・ゲーム FINAL：レジスタンス」は好きな作品賞、ジェニファー・ローレンスが好きなアクション女優賞、リアム・ヘムズワースが好きなアクション男優賞と3冠に選ばれ、アメリカのキッズによる「ハンガー・ゲーム」シリーズへの強い支持を見せつけた。

2014年公開「マレフィセント」の心を閉ざした魔女役で好きな悪役賞に輝いたアンジェリーナ・ジョリーは、サプライズで登場。3月に卵巣と卵管の摘出手術を受けたことを公表してから、公の場に姿を見せるのはこれが初めて。受賞のスピーチでは演じたマレフィセントの役柄を引き合いに出して「私も小さい頃、普通と違うと言われたことがある。でも人と違うというのはいいことだと気付いたの」と会場の子供たちへ呼びかける。最後に「みんなが選んでくれた好きな悪役として一言。少しくらい悪いことをしてみて。それはきっとあなたのためになるから」と賞への感謝を示しつつメッセージを贈った。