「プロレスキャノンボール」沖縄上映でマッスル坂井、RGがまさかの号泣

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本日3月26日、第7回沖縄国際映画祭にて「劇場版プロレスキャノンボール2014」の上映イベントが行われた。

「劇場版プロレスキャノンボール2014」上映イベントの様子。左からバッファロー吾郎、レイザーラモン、マッスル坂井、高木三四郎、松江哲明、しずる。

「劇場版プロレスキャノンボール2014」上映イベントの様子。左からバッファロー吾郎、レイザーラモン、マッスル坂井、高木三四郎、松江哲明、しずる。

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上映前トークにはまずバッファロー吾郎、しずる、そしてプロレスラーのモノマネをしながらレイザーラモンが登場。HGはオカダ・カズチカになりきって自己紹介を披露し、RGは外道のモノマネで「お前らとはレベルが違うんだよ! 今日はこの会場に笑いの雨を降らせてやるからな!」と決めたものの、会場は微妙な空気に。しかしゲストとして、この作品の監督であるマッスル坂井、製作総指揮を務めた高木三四郎、そしてこの作品の大ファンだという映画監督の松江哲明がステージに上がると会場は拍手に包まれた。

左から、オカダ・カズチカのモノマネをするHGと外道のモノマネをするRG。2人はこれでキングオブコント出場を狙うらしい。

左から、オカダ・カズチカのモノマネをするHGと外道のモノマネをするRG。2人はこれでキングオブコント出場を狙うらしい。[拡大]

この上映会では芸人とゲストの生オーディオコメンタリーを聞きながら作品を鑑賞できる。プロレスラーたちが全力で戦い、時に悩みながらも仲良くじゃれあう姿を描いたドキュメンタリー「劇場版プロレスキャノンボール2014」。ゲストや芸人も最初は笑いながら観ていたものの、ラストには感動してコメントするのを忘れていたほど。

上映後に再び壇上に上がったマッスル坂井は、「自分で作ってるのに、編集してる段階から何回観てもラストで泣いちゃって……。特に今日は、同じ時期にプロレスをやってたレイザーラモンの2人や、お世話になったバッファロー吾郎さんと一緒に観ているというのもあって……」と涙を流した。

何十回も作品を観ているのに毎回泣いてしまうというマッスル坂井。

何十回も作品を観ているのに毎回泣いてしまうというマッスル坂井。[拡大]

司会から「撮影しながら、作品の構想はできていたんですか?」と質問されると、坂井は「最初の方は、『もっと撮れるものがあるだろ!』と怒ってたくらいだけど、説教しながら『あ、今の瞬間映画っぽくなってる』と思って心の中でガッツポーズしてました」と答えた。さらに「出演している大家健が必ず何かしら間違えてくれるので、そのたびに『よし、間違えた! 面白くなる!』と思ってました」と明かす。

スクリーンで観たのは初めてだという松江監督は「現実を撮っているのにフィクションに見えるというか、カメラが存在することによって新しい現実が生まれている。それを捉えているのがマッスル坂井さんの作品らしいなと思った」と、監督ならではの視点で感想を述べた。

ここで外道のモノマネをしていたはずのRGが、それをすっかり忘れバンダナの下で号泣していることが発覚。「ハッスルがなくなったとき、皆さんを手伝ってリングの片付けとかさせていただいてたので、もう最後のあたりで感動してしまって。ちょっとでもプロレスに関われてよかったなと思った」と涙ながらに語り、その見た目とのギャップに会場は爆笑に包まれた。

涙を隠せないRG。

涙を隠せないRG。[拡大]

続編の可能性について坂井は「またこのメンバーが集まれば必ず事件が生まれるから、いくらでも続編を作れますね。次は笑いの聖地、難波を目指したい!」と話す。それを受け高木が「今回も東京から西を目指していたはずが、最終的に東北にたどり着いた。だから次回も、西を目指していたらいつのまにか南……そして沖縄までたどり着くこともあるんじゃないですかね」と言うと、会場の沖縄県民から歓声が上がった。最後に高木が「3年前に沖縄で興行をやったんですが、今年か来年、またDDTは沖縄に帰ってきます!」と宣言したところで盛り上がりは最高潮に達し、このイベントは終了した。

「大社長」Tシャツを着た高木三四郎。

「大社長」Tシャツを着た高木三四郎。[拡大]

「劇場版プロレスキャノンボール2014」はシネ・リーブル池袋ほかにて上映中。

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てれびのスキマ/戸部田 誠 @u5u

坂井「出演している大家健が必ず何かしら間違えてくれるので、そのたびに『よし、間違えた! 面白くなる!』と思ってました」松江「現実を撮っているのにフィクションに見えるというか、カメラが存在することによって新しい現実が生まれている」 http://t.co/wExhL1oMzU

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