3月25日、ジャン=ピエール&
「サンドラの週末」の主人公はうつ病で休職していた女性、サンドラ。復職が見込めたある日、彼女は上司から解雇を告げられる。免れる方法は、16人の同僚のうち半数以上が自身に支給されるボーナスをあきらめるかわりに、サンドラの復職を望むというもの。同僚を説得しに回るサンドラの2日間が描かれる。
ダルデンヌ兄弟は本作で、人間が恐怖心から脱却し、強く前に進むさまを表したかったという。またこの映画が人々にどう響いてほしいかという話題になると、ジャン=ピエールは「ぜひサンドラの立場に立って、自分ならどうするだろうかという内的な対話を続けて欲しい」と真摯に語った。さらに「サンドラはうつ病から抜け出してきたばかりで、周囲から弱い人、もろい人と思われるが、そんな彼女が他の人の意見を変えることができる。またそうすることで、自分自身も変わることができる。その道程を描いた」と続け、「この映画は人間の弱さやもろさに対する礼賛」だと作品をアピールした。
主演の
映画「サンドラの週末」は5月23日より、全国で順次公開される。
関連記事
ジャン=ピエール・ダルデンヌの映画作品
関連商品
リンク
- 「サンドラの週末」オフィシャルサイト
※記事公開から5年以上経過しているため、セキュリティ考慮の上、リンクをオフにしています。
Yu_Luck @Yu_Luck
ダルデンヌ兄弟、「サンドラの週末」で“強く前に進む”女性を描く - 映画ナタリー http://t.co/4iyDCrEHxr