“特撮の街”でゴジラに会える!東宝の歴史たどる展示で貴重資料をたっぷり公開

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東京・世田谷美術館にて、企画展「東宝スタジオ展 映画=創造の現場」が開催されている。ウルトラマンの聖地としてファンに親しまれる世田谷だが、実はこの地で生まれた映画はそれだけではない。「世田谷は日本のハリウッドだった!」を合い言葉に、83年の歴史を持つ東宝スタジオの仕事ぶりを、戦前のトーキーから「進撃の巨人」まで余すことなく堪能できる。

「ゴジラ(1954)」ポスター (c)TOHO.CO.,LTD. / 寺島映画資料文庫蔵 

「ゴジラ(1954)」ポスター (c)TOHO.CO.,LTD. / 寺島映画資料文庫蔵 

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「七人の侍」の撮影風景。 (c)TOHO.CO.,LTD. / 個人蔵

「七人の侍」の撮影風景。 (c)TOHO.CO.,LTD. / 個人蔵[拡大]

展示会では「ゴジラ」「七人の侍」をメインに据え、数々のポスターやセットが公開された。美術、衣装スタッフが綿密に描いたデザイン画をはじめ、撮影当日の進行スケジュール表、「ゴジラ」など映画音楽を多数手がけた伊福部昭の直筆譜まで、制作に関わるクリエイターたちの貴重な資料も盛りだくさん。直筆絵コンテの展示では、黒澤明市川崑岡本喜八といった名だたる監督たちのこだわりを垣間見ることができる。注目すべきは、亡き映画人たちをしのぶ資料。山中貞雄監督が死亡した際の通知書や、黒澤明監督が三船敏郎の葬儀に寄せた弔辞などをじっくり読めるのはこの展示会ならでは。

美術館のエントランスにはゴジラがビル群をなぎ倒すジオラマが設置され、自由に撮影、見学ができる。砧公園内に位置する世田谷美術館で、日本の輝かしい映画史とともに梅や桜を楽しんでみては。会期は、4月19日まで。

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東宝スタジオ展 映画=創造の現場

開催中~2015年4月19日(日)東京 世田谷美術館1階展示室
10:00~18:00 ※最終入場は17:30
料金:一般1000円 / 65歳以上800円 / 高校、大学生800円 / 小中学生500円
※月曜休館

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むねみつ @Mnmt_W

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