揺れる大地・海の挿話
ユレルダイチウミノソウワ
上映時間:160分 / 製作:1948年(伊)
解説 L・ヴィスコンティによるオールロケ、オール素人俳優で撮られたネオ・レアリスモを代表する1本。また、後期のヴィスコンティのきらびやかなスタイルとは対照的な、ゴツゴツとした骨太の演出が見られる上でも実に興味深い一編である。舞台は貧しいシチリア島の漁村。村の網元に搾取されて貧しい生活を送る漁民たちを見かねて、若者アントニオは組合を作ろうと呼びかける。網元の手下の妨害で警察に逮捕されたアントニオ。釈放されたアントニオは村人がもう自分の言うことに耳を傾けないのを知り、一人で網元から独立しようと決心する。彼の仕事はうまくいくかに見えたが……。デビュー前のフランチェスコ・ロージとフランコ・ゼフィレッリが助監督を務めている。DVDは「ルキノ・ヴィスコンティDVD-BOX1」に収録。
スタッフ |
監督:ルキノ・ヴィスコンティ
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受賞歴 |
第9回ヴェネツィア国際映画祭
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