南の誘惑
ミナミノユウワク
上映時間:96分 / 製作:1937年(独)
解説 1950年代に「悲しみは空の彼方に」などでハリウッド・メロドラマの巨匠として活躍したダグラス・サークが、戦前ドイツでまだデトレフ・ジールクと名乗っていたころの作品。スウェーデン娘アストリーは、伯母に連れられキューバの西にあるプエルトリコに旅をした。地元の豪族ペドロと恋に落ちた彼女は伯母をやり過ごして彼と結婚した。歳月はたち、一人息子も成長したが、ペドロはアストリーを奴隷のように扱い、二人の心は離れていった。そこへ伝染病の研究のために故国からナーゲル博士がやって来た。ナーゲルは様々な妨害に遭いながら研究に着手するかたわら、アストリーと再会、幼なじみの彼女にひそかに思いを寄せていたことを告げた。ペドロは嫉妬心に燃えて、ナーゲルヘの妨害は生命を脅かすまでになるが、折から島に熱病が猛威をふるいはじめ、ペドロも病に倒れてしまうのだった。どこからともなく画面にあふれ出る南国の感じをジックリ味わいたい作品。
スタッフ |
監督:デトレフ・ジールク |
---|---|
キャスト |