キッスで殺せ!(ディレクターズ・カット)
キッスデコロセ〈ディレクターズカット〉
上映時間:106分 / 製作:1955年(米)
解説 M・スピレーンの“マイク・ハマー“シリーズの一編を映画化。裸足の美女が深夜のハイウェイを駆けてくるオープニング・ショットを皮切りに、鬼才R・アルドリッチの演出にぐいぐい引き込まれる凶暴なフィルム・ノワールだ。謎の集団にコテンパンにされたあげく、偶然拾ったばかりの女を惨殺された私立探偵ハマー。彼は美しき助手ヴェルダを敵に誘拐されながらも、核開発が絡んだ巨大な陰謀に迫っていく。無敵のタフガイ、ハマーが邪魔者を次々と殴り飛ばす猪突猛進ぶりも凄いが、いったい彼が何者と闘っているのかすら判然としないドラマの曖昧さも、恐ろしく異様な印象を残す。この映画は長らく初公開時の105分版が伝説化していたが、海辺のラストシーンに鮮烈な16ショットが付け加えられたプリントが発見され1998年に日本公開された。
スタッフ |
監督:ロバート・アルドリッチ |
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キャスト |
ラルフ・ミーカー
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