千利休 本覺坊遺文

センノリキュウホンガクボウイブン

上映時間:107分 / 製作:1989年(日本) / 配給:セゾングループ

解説 千利休はなぜ死ななければならなかったのか? 歴史の秘める謎にスポットをあてた井上靖の原作を、社会派の熊井啓が映画化。オール男優キャストにより、武士のような求道的生き方をした男、利休の精神面にスポットをあて、同時期に公開された勅使河原宏版の「利休」とは違った重厚な作りになっている。利休が死んで27年後、人里離れた隠宅に住む利休の愛弟子・本覚坊は、ある日、織田有楽斎のもとを訪れる。有楽斎は、今も、利休が秀吉に切腹させられた理由を知りたがっていた。本覚坊は有楽斎に問われるまま、死に至るまでの利休の行動を語り始めるのだが……。かつて同じ熊井啓の「お吟さま」で秀吉に扮した三船敏郎が、今度は自分の道と密約に殉じた男・利休を力強く演じている。ビデオタイトルは「本覺坊遺文 千利休」。

情報提供:ぴあ

スタッフ

監督:熊井啓

キャスト

奥田瑛二
萬屋錦之介
三船敏郎
芦田伸介
上條恒彦
加藤剛
内藤武敏

受賞歴

第46回ヴェネツィア国際映画祭 コンペティション部門
銀獅子賞