少年ジャックと魔法使い
ショウネンジャックトマホウツカイ
上映時間:80分 / 製作:1967年(日本) / 配給:東映動画
解説 魔女・グランデルは城の悪魔製造機を使って、子供たちを次々と悪魔に変えていた。その悪魔たちが、新たな子供を探しに行くのだが、少年・ジャックだけはこれに対抗し、たび重なる悪魔たちの襲撃をかわし続ける。そればかりか傷ついた悪魔のキキを助け、キキもグレンデルと戦うジャックを助けるのだった。水晶玉が壊れて醜い正体を現わしたグレンデルは、自分で仕掛けた爆弾で吹き飛んでしまう。一種独特な雰囲気を持った、東映動画設立10周年記念作品。キャラクターの描き方についてはコミカルだが、悪魔の城の暗い色彩とあいまって、全編これ悪夢の連続という印象がある。音楽も物語のテンポと巧みに同調していて、宇野誠一郎はこの作品で毎日映画コンクール音楽賞を受賞した。イギリスの叙事詩『ベオウルフ』から発想された、ノリのいい異色作。
スタッフ |
監督:藪下泰次 |
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キャスト |