海へ 朴さんの手紙

あらすじ・ストーリー　植民地時代の韓国から日本軍の兵士として出征し、シベリア抑留を経て帰国したパク・ドフン。彼には山根という忘れられない日本人の戦友がおり、多くの手紙を送った。しかし住所不明で手紙が届くことはなかった。久保田監督は彼に代わり、山根の消息をたどる。

解説　ドキュメンタリーの俊英、久保田桂子が、賞賛されたデビュー作『祖父の日記帳と私のビデオノート』に続いて手掛けた記録映画。前作の製作時に取材で知り合った、シベリア抑留歴のある韓国人男性の戦争体験をたどりつつ、その人生を浮き彫りにする。連絡が取れない日本の戦友のことを常に気にかけ、長い年月を過ごしてきた彼の思いが胸に迫る。

スタッフ	監督：久保田桂子
キャスト	朴道興 山根みすえ 山根秋夫