花の億土へ

あらすじ・ストーリー　1927年に熊本県天草郡で生まれた詩人であり、作家の石牟礼道子。カメラは彼女が、文学とは何か、詩とは何なのかを語る姿を映し出す。また、彼女が文明社会の行く末や、現代人が失ったものについて想い、憂う姿を、60年代の水俣の風景を交えて描く。

解説　水俣病水銀中毒事件をモチーフに描いた名著『苦海浄土』の著者として知られる石牟礼道子が、水俣や東日本大震災、そして現代日本の行く末を語る様を綴るドキュメンタリー。パーキンソン病をり患し、苦しみと共に生活する彼女が、文学や詩をはじめ、新作能の構想を語る様子を通して、現代人が失ったモノや来るべき日本の姿に想いをはせていく。

スタッフ	監督：金大偉 音楽：金大偉
キャスト	石牟礼道子