非常線の女
ヒジョウセンノオンナ
上映時間:100分 / 製作:1933年(日本) / 配給:松竹蒲田
解説 アメリカ映画に大きく影響を受けた小津安二郎が撮った和製ギャング映画。衣装、美術など、どこを見てもアメリカ映画そのもので主役の岡譲二のバタ臭い容貌も日本映画にはない味を出している。肝心のヒロイン、田中絹代だけがこれ以上ない日本的な顔をしているのはご愛嬌か。タイピストの時子は社長令息から高価な指輪を贈られるが、彼女には他に恋人があった。街のチンピラを取り仕切るボクサーくずれの襄二である。ある日、襄二はかたぎの娘・和子と知り合い、心惹かれる。時子は嫉妬に燃え始め……。長く忘れられていた作品だが小津を語るうえで必見だ。
スタッフ |
監督:小津安二郎 |
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キャスト |