帰って来た木枯し紋次郎
カエッテキタコガラシモンジロウ
上映時間:96分 / 製作:1993年(日本) / 配給:フジテレビジョン=C・A・L
解説 1972~73年にTV放映され、絶大な人気を集めた『木枯し紋次郎』。市川崑監督、中村敦夫主演という、当時のコンビを復活させた、20年ぶりの作品(中村敦夫主演では、1977年にTV『新・木枯し紋次郎』がある)。当初、TVのスペシャル版として作られたが、完成度の高さから、劇場公開された。有名な渡世人、木枯し紋次郎が死んだと言われて5年が過ぎた。だが、彼は木曽山中に木こりとなって生きている。その木こりの頭から、今は渡世人となっている息子の小平次をつれ戻して欲しいと頼まれた紋次郎は、再び渡世の道へ……。笹沢佐保が書き下ろしたオリジナル・ストーリーをもとに、市川監督が映像美タップリに紋次郎を描く。オール・ロケの効果、時代考証にこだわった画作りは、往年のまま。ただかつての躍動感よりも“美“が勝ちすぎた感がある。しかし、現在の時代劇の状況を見ると、その作りの確かさは評価されていい。
スタッフ |
監督:市川崑 |
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キャスト |