楢山節考(1983年)
ナラヤマブシコウ
上映時間:131分 / 製作:1983年(日本) / 配給:東映=今村プロ
解説 食糧不足のために、長男以外は結婚を認められず、70歳を過ぎた老人は子に背負われて、近くの楢山の頂きに捨てられなければならないという掟がある。山奥の寒村を舞台に、楢山の神様を信じ、捨てられることを神のもとに召されることだと喜び勇んでいる老婆と、母を捨てることに切なさを感じとまどう息子の姿を生類共棲、淘汰の自然観、運命観を込めて描く。1956年の中央公論新人賞に輝く、深沢七郎のデビュー小説の2度目の映画化。老婆役の坂本スミ子が、自らの歯を抜くなどして大熱演、1983年のカンヌ国際映画祭では、大島渚の「戦場のメリークリスマス」と激烈な争いを経て見事グランプリを獲得した。
スタッフ |
監督:今村昌平 |
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キャスト |
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受賞歴 |
第36回カンヌ国際映画祭 コンペティション部門
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