影なき男(1934年)

カゲナキオトコ
THE THIN MAN

上映時間:91分 / 製作:1934年(米)

解説 『マルタの鷹』などで知られるダシール・ハメットの原作『影なき男』をヴァン・ダイクが映画化したもの。サンフランシスコの探偵社に勤めるニックは、大金持ちの娘ノラとの結婚を機に、会社を退職。だが探偵好きなノラのため、ある発明家の失踪事件に結局首を突っ込むハメになってしまう……。この作品のニック&ノラ夫妻のユーモラスなキャラクターと、名犬アスタの個性的な活躍ぶりは超人気となり、「第三の影」「影なき男の息子」など計6本のシリーズが作られ、探偵映画史上に残る名作となった。監督のヴァン・ダイクは1920年代に連続活劇を撮っていた人物で、男っぽいアクションを多数手掛けている。1930年代以降はメロドラマやスペクタクルを中心にメガホンを執り、MGMの秘蔵っ子とうたわれ、D・W・グリフィスの超大作「イントレランス」では助監督を務めていた。

情報提供:ぴあ

スタッフ

監督:W・S・ヴァン・ダイク

キャスト

ウィリアム・パウエル
マーナ・ロイ