100人の子供たちが列車を待っている
ヒャクニンノコドモタチガレッシャヲマッテイル
上映時間:58分 / 製作:1988年(チリ)
解説 チリ、サンチャゴの南東にある貧しい地域ロ・エルミーダの古い教会で、半年間行われた映画教室の様子を撮影したドキュメンタリー映画。この村の子供たちは小さなころから親とともに重労働し、映画を見に行ったことがある者はほとんどいない。その子供たちに映画の歴史や構造、撮影方法などを遊びながら楽しんで学ばせるのは、チリ各地で映画教室を開いてきたアリシア・ベガという女性。彼女のもとで子供たちはチャップリンに笑いころげ、ミッキーマウスに語りかける。題名にあるリュミエール兄弟の「列車の到着」を見るシーンやバスに乗って映画館に行くシーンの大げさにならない演出が静かな感動を呼ぶ。
スタッフ |
監督:イグナシオ・アグエロ |
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