多桑/父さん
トウサン
多桑
製作:1994年(台湾)
解説 「悲情城市」「戯夢人生」などH・シャオシエン作品の脚本家として知られるウー・ニエンジェンの監督第1作。日本に憧れながら死んでいった父親の生涯を通して、台湾の戦後史を描く自伝的作品。日本統治化に日本人としての教育を受け、戦後50年たっても日本に憧れ続けるセガ。妻や子供たちに日本語で“父さん“と呼ばせるセガは、長男のブンケンにとっては絶対的な存在だった。セガは皇居と富士山を見ることを夢見ながら、果たすことなく死んでいく。そんな父親の思いを実現させるため、ブンケンは父の遺骨を胸に日本を訪れるのだった。“多桑“とは、中国語で父さんの当て字。H・シャオシエンが製作を務め、彼の作品の常連たちが多く出演している。
スタッフ |
監督:ウー・ニエンジェン |
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キャスト |