O侯爵夫人

オーコウシャクフジン
DIE MARQUISE VON O…

上映時間:103分 / 製作:1975年(西独=仏)

解説 仏ヌーヴェル・ヴァーグを代表する監督の一人、ロメールが、H・V・クライストの短編小説を映画化。現代的な解釈を加えずに、原作を忠実に再現している。フランス革命直後のイタリア北部、身に覚えのない妊娠をしたO侯爵夫人が子供の父親になる人を求め、広告記事をはり出した。果たして、彼女の身に何が起こったのか……? その数ヵ月前、夫人の住む城がロシア軍に攻められ、ロシア兵に犯されそうになった夫人はあやうくロシア軍の中佐F伯爵に助け出される。F伯爵は夫人に求婚するが、夫亡き後、貞淑を誓った彼女はかたくなに拒否。そんなある日、婦人の妊娠が発覚する。夜の室内はローソクのみ、昼は自然光の照明のみで撮影された映像美が見事。

情報提供:ぴあ

スタッフ

監督:エリック・ロメール

キャスト

エディット・クレヴァー
ブルーノ・ガンツ
ペーター・リューア
エッグ・ザイベル
オットー・ザンダー
ルート・ドレクセル

受賞歴

第29回カンヌ国際映画祭 コンペティション部門
グランプリ