絶唱(1958年)

ゼッショウ

上映時間:109分 / 製作:1958年(日本) / 配給:日活

解説 大江賢次の原作を小林旭と浅丘ルリ子のフレッシュコンビで映画化した純愛メロドラマの古典。戦前の山陰地方。封建的な大地主の息子・順吉は、山番の娘・小雪と恋仲になるが、周囲の猛烈な反対の末に駆け落ちする。二人はつかの間の幸福を得るが、戦争が始まり順吉は召集される。戦争が終り順吉が復員してきた日、小雪は息を引き取る。戦前派の滝沢英輔監督が、キメ細かな演出で観客の涙腺をゆるませ、小林旭と浅丘ルリ子の二人も初々しい演技で好感が持てる。特に小林旭は、“マイトガイ”として売り出す以前の青春スターとして地味に活躍していた時期の作品だけに、興味深い。

情報提供:ぴあ

スタッフ

監督:滝沢英輔

キャスト

小林旭
浅丘ルリ子