文学賞殺人事件 大いなる助走
ブンガクショウサツジンジケンオオイナルジョソウ
上映時間:129分 / 製作:1989年(日本) / 配給:アジャックス
解説 文壇界を完膚なきまでに笑い飛ばした天才・筒井康隆の傑作小説を映画化。ひょんなことから同人誌で小説を書き始めた主人公の青年は、自らの作品を直本賞受賞作にするため、審査員にゴマをすり、金を積み、うしろの童貞を捧げ、恋人を献上する。そして、出た結果は? 小説は、すべての登場人物が狂気をひきずり、その渦へ巻き込んでいくという徹底したものだが、映画では主人公に肩入れし、狂気に巻き込まれてしまった悲劇の人物として描いている。その点が弱点ともいえるが、スタッフたちの優しさともとれる。妹役の松本典子で終わるラストも鈴木監督らしい。筒井氏自身、SF作家役で怪演。
スタッフ |
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キャスト |
SF作家:筒井康隆
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