人魚伝説(1984年)
ニンギョデンセツ
上映時間:110分 / 製作:1984年(日本) / 配給:ATG=ディレクターズ・カンパニー
(C)1984 ディレクターズカンパニー/ATG
解説 池田敏春がにっかつを離れて撮った初の作品で、同名劇画の映画化。物語は、原発を誘致しようとする一派の策略によって、漁師の夫を殺された妻が、復讐していくというもの。この映画はそのストーリーよりも、白都真理扮する妻・みぎわが、復讐のために次々と男たちを殺していくバイオレンス・シーンで得られるカタルシス、そしてリアリティーを取り払った、映画ならではの映像的な飛翔などに見どころがある。白都真理の熱演は特筆ものでオール・ヌードも辞さず体当たりで演技を披露し、ヤクザに抱かれながら、ナイフで刺し殺し、全身に返り血を浴びる時の凄絶なる美しさはとくに印象的。ラストの、みぎわが海とたわむれる美しい水中撮影も見もの。
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