泥の河
ドロノカワ
上映時間:105分 / 製作:1981年(日本) / 配給:木村プロ
解説 宮本輝の太宰治賞受賞小説を映画化した、小栗康平の監督デビュー作。昭和31年、日本が戦争の傷跡から立ち直り、高度成長期に入りかけたころ。大阪・安治川の河口で食堂を営む夫婦とその息子・信雄、そして川の対岸に船を停めている、売春婦の母を持つ喜一と姉の銀子。これら世間の流れから取り残されたような貧しい人々の生活を、きめ細やかな演出で描いている。信雄が喜一と出会うことによって、少年としての悪さや、喜一の母が男に抱かれるところを見て、衝撃を覚えていく様が、みずみずしいタッチで綴られる。大阪の一時代を少年ドラマとして捉えた傑作で、アカデミー外国語映画賞にノミネートされた。
スタッフ |
監督:小栗康平 |
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キャスト |