三等重役
サントウジュウヤク
上映時間:98分 / 製作:1952年(日本) / 配給:東宝
解説 地方都市の有力会社・南海産業の桑原社長は、社長復帰が予定されていた前社長・奈良剛造が脳溢血のため、当分復帰が困難となり、ホッと胸をなで下ろす。一方、桑原社長夫人は社長夫人でいる間に新調の裾模様を着たいばっかりに社内結婚の奨励を命じる……。1956年の「へそくり社長」に始まる東宝の“社長”シリーズの原型となった作品で、敗戦後占領軍が行なった公職追放によって臨時社長に昇格した、いわゆる“三等重役”を主人公にした、時代を感じさせる題材である。脇役として長いキャリアを誇る河村黎吉が、小心翼々としていながら憎めない“三等重役”桑原社長を絶妙に演じ、1952年度毎日映画コンクールの演技特別賞を受賞した。
スタッフ |
監督:春原政久 |
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キャスト |