巨人と玩具
キョジントガング
上映時間:96分 / 製作:1958年(日本) / 配給:大映東京
解説 現代のマスコミ社会を痛烈に戯画化した、開高健の同名の小説の映画化。ある製菓会社の敏腕宣伝課長とその部下が、街で拾った虫歯だらけの小娘をCMキャラクターに起用し、アイドルに仕立て上げる。しかし、やがて裏切られるハメに陥り、課長は過労から吐血して倒れ、部下は一人サンドイッチマンとなって街頭を歩いていく……。タイトルバックから増村のスピーディーな演出が横溢。エネルギッシュに自己主張する登場人物の衝撃性もあって、新しい時代を開く新感覚の日本映画の誕生、と注目を集めた。野添ひとみの屈託のない可憐らしさが魅力でもある作品。
スタッフ |
監督:増村保造 |
---|---|
キャスト |