バロッコ
バロッコ
BAROCCO
製作:1976年(仏)
解説 ヒッチコックの「めまい」を思わせる、男と女の不条理なラブ・ストーリー。無名ボクサーのサムソンは、選挙戦のさなかに、有力候補者とのホモセクシュアルな関係をネタにして大金をせしめる。彼は恋人のロールと国外逃亡を図るが、駅で殺し屋に殺されてしまう。犯人の殺し屋は、何故かサムソンと瓜二つで、大金の在りかを捜す殺し屋はロールの前に何度も現れる。ロールは、次第にサムソンと殺し屋の区別がつかなくなり、彼を愛していくが……。若きG・ドパルデューが、サムソンと殺し屋の二役を演じる。脇役では、ロールの友人ネリーに扮したM・F・ピジェが好演。この演技で、セザール賞最優秀助演女優賞を受賞している。
スタッフ |
監督:アンドレ・テシネ |
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キャスト |