さらば夏の光よ

サラバナツノヒカリヨ

製作:1976年(日本) / 配給:松竹=バーニングプロ

解説 遠藤周作の同名小説を、青春映画では定評のある山根成之監督が、人気歌手・郷ひろみを主演に起用して映画化した辛口の青春映画。南条宏と野呂文平は、風貌も性格もまったく対照的だがなぜか気が合った。二人はハンバーガー・ショップで働く美しいウェイトレス、戸田京子を見初め同時に愛するが、宏は野呂の熱意に打たれ京子を譲る。山根成之監督が等身大の青春像をじっくりと情熱を込めて描きあげ、単なるアイドル映画に終わらせなかった。主演の郷ひろみは、山根成之の演技指導を受けてひとひねりしたキャラクターをうまく生かすことができた。が、何といっても戸田京子に扮した秋吉久美子の好演が光る。

情報提供:ぴあ

スタッフ

監督:山根成之
音楽:大野雄二

キャスト

郷ひろみ
秋吉久美子
川口厚
仲谷昇
進千賀子