春秋一刀流
シュンジュウイットウリュウ
上映時間:74分 / 製作:1939年(日本) / 配給:日活京都
解説 当時の時代劇に新風を巻き起こし、山中貞雄の再来とまで騒がれた、菅沼完治門下の俊英・丸根賛太郎のデビュー第1作。丸根の脚本を気に入った大スター・片岡千恵蔵の後押しで実現した。千葉道場を破門となり、今ではしがない用心棒稼業に身をやつした浪人・平手造酒が、史上名高い飯岡の助五郎と笹川の繁蔵の抗争に巻き込まれていく。丸根は造酒のつける日記により話を進めるという手法を用い、主人公が繁蔵一家で勇名を轟かす一方で、人並みの生活を望むという人間的な側面を描いている。話術巧みにたたみかけるような才気煥発の演出に、丸根の真骨頂がうかがえる。
スタッフ |
監督:丸根賛太郎 |
---|---|
キャスト |