処女の泉

ショジョノイズミ
JUNGFRUKALLAN

製作:1959年(スウェーデン)

解説 中世の北欧伝説“ベンデの娘“を女流作家イサクソンが脚色し、ベルイマンが演出にあたった世界的名作。16世紀、スウェーデンの片田舎に住む富豪の一人娘カリンは、教会に行くため、長い道中の旅に出る。だが途中、カリンは3人の無頼漢に犯され殺されてしまう。後に事実を知ったカリンの父親は敢然と犯人たちに復讐を誓い、それを実行する。娘の死の悲しみとともに復讐の罪深さにおののく父親。だが変わりはてた娘のそばからは、清らかな泉がこんこんと湧き出ていた……。暴行と復讐という絶望的な世界に、宗教に救いを見いだす人間の姿が、簡潔な画面から見事に表現された秀作。

情報提供:ぴあ

スタッフ

監督:イングマール・ベルイマン

キャスト

マックス・フォン・シドー
ビルギッタ・ペテルソン
グンネル・リンドブロム

受賞歴

第33回アカデミー賞
外国語映画賞

第18回ゴールデングローブ賞
最優秀外国映画賞(外国語)

第13回カンヌ国際映画祭
FIPRESCI賞(国際映画批評家連盟賞)