網走番外地
アバシリバンガイチ
上映時間:92分 / 製作:1965年(日本) / 配給:東映東京
解説 石井輝男監督が新東宝時代から温めてきた題材を高倉健を得て映画化。貧農出身のヤクザ者・橘真一は、母恋しさに網走刑務所からムショ仲間と手錠につながれたまま脱獄するが、二人の行手には大雪原が待ちうけていた……。原作はいちおう伊藤一になっているが、石井輝男は“原作は自分だけが二枚目になったような辛気臭い内容なんで、僕がずっと温めてきたオリジナルでやりました。原作から使ったのはタイトルだけです”と語っている。添え物のモノクロ映画として鶴田浩二主演の「関東流れ者」とともに封切られたにもかかわらず、受刑者の間に流布していた歌を採譜した独特の哀愁に満ちた主題歌と、チンピラの臭いを残す高倉健が予想外の人気を博した。急きょ続編が製作されるが、この時点ではまだシリーズ化される予定はなかった。
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