ストレンジャー・ザン・パラダイス
ストレンジャーザンパラダイス
STRANGER THAN PARADISE
製作:1984年(米=西独)
解説 16歳になるエヴァは新しい生活を始めるため、ハンガリーから単身渡米。お気に入りのジェイ・ホーキンスの音楽をガンガン鳴らしながら、人気のない見知らぬニューヨークを歩き、もう10年来ここに住み着いている従兄のウィリーの部屋を目指す。エヴァ、ウィリー、それにウィリーの賭博友だちエディの、奇妙な関係は、生活の余白を切り取り、張り合わせていくようなシンプルな構成で、何も起こらないまま漂泊する。その筆致だけが残っていくような随筆風の趣を映画は感じさせる。生活の場でも旅行に出ても、無彩色の空間はどこも同じで、目的を見失いぎくしゃくするばかりだが、そんな彼らに共感の笑いで思わずうなずいてしまう……。新人時代のジャームッシュの人物把握と、それに裏打ちされた映画手法(ワンシーン=ワンショット、黒味つなぎ、白くざらついた画調)の新鮮で確かなセンスは驚嘆に値する。
スタッフ |
監督:ジム・ジャームッシュ |
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キャスト |
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受賞歴 |
第37回カンヌ国際映画祭
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