私が棄てた女

ワタシガステタオンナ

上映時間:116分 / 製作:1969年(日本) / 配給:日活

解説 遠藤周作の人気小説の映画化。監督は「非行少女」以来5年ぶりとなった浦山桐郎。自動車部品の会社に勤めるしがないサラリーマンは、出世のため愛してもいない専務の姪と結婚しようとしている。そんな時、かつて遊んで捨てた女が自分の子を中絶し、苦しい生活をしているのを知る。彼は責任を感じるが……。愛とは何か、人生とは何かを考えさせられる叙情的な作品。圧巻は、全編モノクロームの中で、女が悲しく新相馬節を歌うシーンのカラー映像。緑の草原を駆ける馬たちの姿がスローモーションでかぶさる。

情報提供:ぴあ

スタッフ

監督:浦山桐郎

キャスト

河原崎長一郎
小林トシエ
浅丘ルリ子
加藤治子
加藤武
岸輝子