狼と豚と人間
オオカミトブタトニンゲン
製作:1964年(日本) / 配給:東映東京
解説 スラム街で育った三兄弟は生き方や考え方がそれぞれ違い、互いに敵視し合っている。長男“豚”は老母の金を奪ってヤクザの幹部になっている。次男“狼”は金を信じて人間を信じない一匹狼でヒモ稼業。三男“人間”は母親の死を見看ったあと、チンピラ・グループを結成。この3人が麻薬資金をめぐり、血で血を洗う戦いを繰り広げる。深作監督の演出は下層のアウトローの暴力の噴出をダイナミックに活写している。万力に手の甲を挟み込み拷問を加える描写はバイオレンスに満ちて、あとの「仁義なき戦い」シリーズなどの実録ヤクザ映画を先取りしたような迫力がある。
スタッフ |
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