侍
サムライ
上映時間:122分 / 製作:1965年(日本) / 配給:東宝=三船プロ
解説 群司次郎正の原作『侍ニッポン』を橋本忍が脚色、岡本喜八の監督で映画化した“幕末”もの。万延元年、時の大老・井伊直弼の開国強行策に反対する水戸浪士が、暗殺を企てる。井伊大老が妾に生ませた子・新納鶴千代は、一獲千金、立身出世の打算から水戸浪士の一味に加わり、実父とは知らぬまま桜田門で井伊直弼の首を落とす。雪の降りしきる桜田門での井伊直弼の暗殺のシーンは、ラグビーまがいの集団殺陣を、岡本喜八監督十八番のスピーディーなカッティングによるアクション処理でこなし、見ごたえ十分である。三船敏郎が、豪快な中にも繊細な神経を潜ませた新納鶴千代を過不足なく演じ、伊藤雄之助のニヒルですごみのきいた浪士の頭目役も絶品。なおこの作品は、三船プロと東宝による第1回提携作品である。
スタッフ |
監督:岡本喜八 |
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キャスト |
新納鶴千代:三船敏郎
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